SSブログ

インディ500:ポール・デー(Pole Day)(2012~2013年)

 予選初日となるポール・デー(Pole Day)は、1~9位と10~24番グリッドを決めるセグメント1と、ポール・ポジションから9番グリッドまでを決めるセグメント2&3に分かれる。



セグメント1(Segment 1)

 1~9位と、10~24番グリッドを争う。25位以下はグリッド獲得とはならない。セグメント1終了時、10~24位は10~24番グリッド獲得となり、1~9位はセグメント2&3進出となる。



セグメント2&3(Segment 2 & 3)

 ファスト9(Fast 9)とも呼ばれる。ポール・ポジションから9番グリッドまでを争う。この日最後の1時間を使って行われる。

 このセグメントでは、例外でアテンプトが2回まで可能(ただし、セグメント1の記録は無効となる)。また、2回目のアテンプトをおこなっても1回目の記録は無効とはならず、どちらか速いほうの記録が有効となる。

 ポール・ポジションから9番グリッドまでは、予選最終日(バンプ・デー)でバンプアウトの対象にならない。



インディ500:バンプ・デー(Bump Day)(2012~2013年)
インディ500の予選方式(2012~2013年)

インディ500の予選方式(2012~2013年)

 インディ500予選は、最長で4日間行われる時代もあったが、2010年からは2日間で行われる。



予選方式の基本

 エントリーはドライバーでなくシャシー(車)。

 決勝グリッドを獲得できるのは33台。

 2010年から、初日(ポール・デー)最終日(バンプ・デー)の2日間で行われる。

 アテンプト(インディ500の予選を走ること)の回数に制限があり、各予選日で3回ずつ、最大6回のアテンプトが可能。

 アテンプトは、一度に1台しか走らせない。

 1周のタイムでなく、4周の平均時速で争われる。

 アテンプトでは、ウォームアップのための2周をしてから4周の計測を開始する。

 アテンプトの最中に、速度が出ていないと判断した時は、途中でアテンプトを中止することができる。これをウェーブ・オフ(Wave Off)という。ウェーブ・オフは、1回のアテンプトにつき2回まで。

 アテンプト回数が残っている場合は、その回数分だけ再アテンプトすることが可能だが、その際、すでにグリッドを獲得している場合はグリッドを放棄しなければならない。



初日(ポール・デー)

インディ500:ポール・デー(Pole Day)(2012~2013年)を参照のこと。



最終日(バンプ・デー)

インディ500:バンプ・デー(Bump Day)(2012~2013年)を参照のこと。

インディ500:ルーキー・オリエンテーション・プログラム(ルーキー・テスト)

 インディ500に初参戦となるドライバーや、インディ500決勝で完走した経験のないドライバーは、ルーキー・オリエンテーション・プログラム(Rookie Orientation Program, ROP)に合格しなければならない。ROPは、ルーキー・テスト(Rookie Test)とも呼ばれている。

 ROPは3段階で行われる。
 Phase 1(フェイズ1、第1フェイズ):200~205mphの速度で連続10周の走行
 Phase 2(フェイズ2、第2フェイズ):205~210mphの速度で連続15周の走行
 Phase 3(フェイズ3、第3フェイズ):210mph以上の速度で連続15周の走行
 これはいかに速く走れるかをチェックするのではなく、それぞれの速度域でいかに安定して周回を重ねられるかがチェックされる。
 とくに走行ラインが安定しているかなどが厳しくチェックされる。
 フェイズ3を通過すると、ROP合格となる。

 しかし、ROPに合格しても、その年の決勝で完走しなかった者(予選・決勝を欠場したり、予選落ちしたりした場合も含む)は、次の年以降に参戦するときに再びROPに合格しなければならない。

 ルーキー・テストを免除された日本人ドライバーは、高木虎之介と中野信治の2人(2003年)。当時、CARTなどの500マイルレースで完走した経験のあるドライバーはルーキー・テストを免除するという特例があったため、これが2人に適用された。

参考
INDY JAPAN.com
第96回インディアナポリス500 オープニングデー(こちら GAORA INDYCAR 実況室)
インディ500ルーキー走行開始。アレジも登場(AUTOSPORT web)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。